子どもの暮らし
子どもたちの生活について
児童養護施設は子どもたちの生活の場です。本体施設は男子2、女子1の3ユニットで編成されています。ケア単位を小規模化し、より家族に近い落ち着いた雰囲気の中で生活を送れるよう心を配っています。
子どもたちは施設から学校に通っています。余暇や趣味を楽しんだり、行事や地域との交流活動を通して、子どもたちが健全に成長し、社会的に自立するための支援がなされています。
あすなろ学園の日課と行事
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
食事と学校について
それぞれの施設にキッチンとダイニングを
ご用意し、温かいご飯を提供しています
誰かと食卓を囲むこと、あたたかく栄養満点なごはんを食べることを通して、子どもたちにはより家庭に近い食文化への理解を身に着けてもらいます。
また、それぞれの施設に小さな畑を構えており、子どもたちが持ち回りで水やりなどの作業をしています。
自分たちが食べるものを育てることで、より豊かな食育を体験できるだけでなく、他者と協力する経験や、野菜・果物の栽培を通した成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高める機会を得ることができます。
一般の家庭と同じように
小学校・中学校・高校に通います
施設で暮らす子どもたちのほとんどが、現在施設近くの小学校・中学校・高校に通っています。
高校は志望校の受験を経て、主に市内の県立高校・私立高校に進学しています。
将来の夢をかなえるため奨学金受けて、志望する大学や短期大学・専門学校などへ進学している子どももいます。
小学校から希望する部活動に入ることや、学習塾や習い事に通うこともできます。高校生のアルバイトの時間や約束も、話し合って決めます。
養育方針について
喜ぶ者と共に喜び
泣く者と共に泣け(ロマ書)
児童養護(養育)にあたる精神としてロマ書に示される“喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣け”を掲げ、これを職員の基本姿勢とします。
「五つのお祈り」については、この中で謳われている内容を児童養護(養育)の根本目標とし、児童を深く理解し、強い愛情を抱いて健康で明るく、美しい子どもを育てるため、生活指導を組立て、実践していくものとします。
1 五つのお祈りの養護実践による児童の権利擁護につとめる
2 自立支援を考慮した日常ケアの充実
3 「子どもたちの作品展」開催や「あすなろ通信」の発行等、情報発信の強化につとめる
4 地域交流のための方策
5 職員資質向上のための方策
ボランティアの受け入れ
当園では、学習指導や行事の手伝いなど、
さまざまなボランティアをお願いしています。
ご関心のある方・ご質問等がある方は、
最寄りの社会福祉協議会、
または、当園にお問い合わせください。